ROBOTIC ONE は、チェコ・プラハを拠点とするウォッチブランド ROBOT が 「新たな章の始まり」と位置づける、象徴的なタイムピースです。

ブランド名そのものを造形へと昇華するという明確な思想のもと、 ROBOTIC ONE は単なる新作ではなく、 デザイン・マニフェストとして誕生しました。
それは、新しいモデルの投入というよりも、 ブランドが“何者であるか”を、あらためて腕元に提示するための宣言。 造形、仕上げ、装着感、そして物語──そのすべてが、 一本の時計の中で同じ方向を向くように構成されています。
ROBOTIC ONE ― ブランドの名を、造形へ
「ROBOT」という言葉が持つ起源と文化的背景を、 視覚的かつ感情的に表現すること。 それが、このモデルに課されたテーマでした。

“ロボット”という概念は、単に機械的な存在を指すのではなく、 人と機械、機能と感情、合理性と詩情のあいだを行き来する象徴でもあります。 ROBOTIC ONE は、その曖昧さと魅力を、時計という最小単位のプロダクトに落とし込み、 物語をまとった「キャラクター」として成立させようとしています。
そして、その表現が“過剰”にならないのがROBOTの美点です。 強い個性を掲げながらも、仕上げの精度、光の扱い、ディテールの整合性は、 スイスメイドに求められる水準で冷静にまとめ上げられています。
※ 動画はROBOT公式YouTubeチャンネルより。 ROBOTIC ONE の立体的な造形と仕上げの表情を、映像でご覧いただけます。
ロボットという言葉、その起源から生まれたデザイン
非対称のケースフォルムは、ロボットの「顔」を思わせる造形。力強く、独創的でありながら、スイス製時計に求められる洗練と品質を備えています。

目を引くのは、シルエットの“奇抜さ”ではなく、その非対称性がディテールまで一貫していることです。エッジの落とし方、ポリッシュとサテンの切り替え、曲面の張り、そして光が当たったときの陰影──それらが互いに矛盾せず、ひとつの表情としてまとまっています。

造形が物語を担う一方で、実用品としての読み取りやすさも損なわれていません。視認性、操作感、装着時の重心といった“時計として当たり前の条件”を、デザインの個性と同じ熱量で整えている点に、ROBOTIC ONE をマニフェストたらしめる強さがあります。
デザイン:マーカス・アイリンガー
ROBOTIC ONE は、マーカス・アイリンガーが「時計を単なるプロダクトではなく、キャラクターとして成立させる」という思想のもとに手がけたモデルです。

彼の狙いは、目立つ形を作ることではありません。物語性、機能性、美学を一体として捉え、ブランドのアイデンティティを造形として手首に宿すこと。その考え方は、ROBOTIC ONE 全体の設計と仕上げに明確に反映されています。
特に印象的なのは、ディテールが“デザインの補足”ではなく、物語を支える構造そのものになっている点です。どの角度から見ても、作り手の意図が途切れず、時計がひとつの人格を持っているように感じられます。
ムーブメントと装着感 ― 日常で完成する ROBOTIC ONE
自動巻クロノグラフムーブメントを搭載し、実用性と造形美を高次元で両立。メタルブレスレットには、精密なフィット感を実現する調整機構が備えられています。

ROBOTIC ONE は、机上で“完成”する時計ではありません。日常の動きに追従する装着感、袖口での収まり、手首の上での存在感──そうした体験のなかで、造形の意味が立ち上がってくるタイプの一本です。

デザインの強さは、時として扱いにくさと引き換えになりがちですが、本作はむしろその逆を狙っています。キャラクターを持ちながら、毎日着けられる。そのバランス感覚こそ、ROBOTIC ONE が「新章」と呼ばれる理由の一つです。
スペック・プレス資料について
本モデルの詳細な技術仕様は、以下の資料よりご覧いただけます。
About ROBOT
ROBOT は、チェコ・プラハを拠点とするウォッチブランドです。その名は、作家カレル・チャペックが生み出した「robot」という言葉に由来しています。
プラハという都市が持つ文化的な厚み、そして言葉が生まれた背景を手掛かりに、ROBOT は“デザインと言葉の記憶”を時計へと変換してきました。ROBOTIC ONE は、その姿勢を最も明確なかたちで提示するモデルです。
About Marcus Eilinger
マーカス・アイリンガーは、IWC、チューダー、H.モーザーなどで数々の名作を手がけてきたスイス人ウォッチデザイナーです。
実用性と美学、造形の大胆さとプロダクトとしての完成度。その両方を成立させる視点は、ROBOTIC ONE の随所に表れています。