Trilobe ─ 針を持たない、パリ発の独立系ウォッチブランド
Trilobe(トリローブ)は、フランス・パリで誕生した独立系ウォッチブランドです。
その最大の特徴は、従来の時計のように針で時刻を示すのではなく、時・分・秒を3つの回転リングで表示すること。固定された文字盤の上を針が回る一般的な時計とは異なり、Trilobeではリングそのものが動き、固定されたインジケーターによって現在時刻を読み取ります。

時間を単に「読む」のではなく、文字盤上で静かに流れ続けるものとして感じる。Trilobeは、そんな新しい時間との向き合い方を提案するブランドです。
もし、これまでとは違う方法で時間を表すとしたら
Trilobeにおけるすべての創造は、ひとつの問いから始まります。
「もし、これまでとは違う方法でやるとしたら?」
時計の歴史において、針による時間表示は長く受け継がれてきました。時針、分針、秒針が文字盤上を回転し、時刻を示す。その仕組みは、私たちにとってあまりにも自然なものです。
Trilobe独自の時間表示は、動画で見るとより直感的に理解できます。
しかしTrilobeは、その当たり前に疑問を投げかけます。なぜ時間は、必ず針で示されなければならないのか。もし時間そのものが動き、文字盤の上に別のリズムを生み出すとしたら。
Trilobeの時計では、時を示すリング、分を示すリング、秒を示すディスクがそれぞれ回転します。一方で、時刻を読み取るためのインジケーターは文字盤上に固定されています。動くのは針ではなく、時間そのものを表すリング。これにより、文字盤には常に静かな動きと変化が生まれます。

この独自の表示方法によって、Trilobeの時計は単なる機械式時計ではなく、時間の流れ、余白、動き、そして一瞬ごとに変化する表情を楽しむための存在となっています。
パリで生まれた、創造と芸術のマニュファクチュール
Trilobeは、パリという都市との深い結びつきを大切にしています。
文学、芸術、建築、そして時計製造の歴史が交差する街、パリ。その中心にあるオペラ地区に、Trilobeのデザインスタジオ兼ウォッチメイキング・ワークショップがあります。

Trilobeは現在、パリにおけるマニュファクチュール化を進めています。デザイン、開発、加工、装飾、組立に至るまで、ブランドの創造性と技術を自社内で統合することで、より明確な個性を持つ時計づくりを追求しています。

それは単に部品を製造するという意味ではありません。Trilobeが大切にしているのは、時計の構造、デザイン、表示方法、そしてそこに込められた思想を、ひとつの世界観として形にすることです。
Trente-Deux──Trilobeの新しい章
Trilobeの日本展開において中心となるのが、「Trente-Deux(トランテ・ドゥ)」コレクションです。
Trente-Deuxは、Trilobeにとって大きな節目となるコレクションです。ブランド創設から7年を経て発表されたこのコレクションは、Trilobe初のマニュファクチュールムーブメントを搭載し、ブランドの新たな成熟を象徴する存在となっています。

コレクション名の「Trente-Deux」は、フランス語で「32」を意味します。この数字は、パリ・オペラ通り32番地に位置するTrilobeのデザインスタジオ兼ウォッチメイキング・ワークショップに由来します。また、3年以上にわたる開発期間中、この「32」はコレクションの内部コードネームとしても用いられていました。
ブランドの創造性と技術的な挑戦が生まれた場所。その番地をコレクション名に冠することで、Trente-DeuxはTrilobeの新たな章を象徴するコレクションとなっています。
初のマニュファクチュールムーブメント「X-Nihilo」
Trente-Deux Collectionの中核を成すのが、Trilobe初のマニュファクチュールムーブメント「X-Nihilo(エックス・ニヒロ)」です。
X-Nihiloは、構想、設計、開発、試作、加工、装飾、組立に至るまで、すべてをTrilobeのマニュファクチュール内で行った自社製ムーブメントです。

Trilobe独自の時間表示を支えるために開発されたこのムーブメントは、時・分・秒を3つの回転リングで表示するというブランドの哲学を、機構の面からも体現しています。
その大胆な構造は、オープンアイランドを中心に展開し、空間を生み出しながら、大型のテンプへと視線を導きます。パワーリザーブは約42時間。独創的な表示機構と、パリに根ざしたものづくりの姿勢を融合させたムーブメントです。
新たなスティールのシグネチャー
Trente-Deux Collectionでは、Trilobe初となるインテグレーテッド・メタルブレスレットが導入されています。

ケースとブレスレットは、ひとつの完成された統一体として設計されています。ブレスレットは手首に自然に沿うように形づくられ、サテン仕上げと面取りが施されたリンクが、先端に向かって徐々に細くなることで、洗練された流れるようなテーパーを描きます。
ミラーポリッシュ仕上げのインターリンクは、Trilobeのシャープな造形を反復し、独自のモチーフを形づくるとともに、繊細な光の揺らぎをもたらします。

針を持たない独自の時間表示に、現代的なスティールブレスレットの造形を組み合わせることで、Trente-Deuxは日常の中でも自然に楽しめるモダンなウォッチとして仕上げられています。
日本展開時の特別な導入モデル「Trente-Deux Souscription Series」
日本での展開開始にあわせ、世界限定100本の特別シリーズ「Trente-Deux Souscription Series(トランテ・ドゥ スースクリプション・シリーズ)」も少量入荷予定です。

「Souscription」とは、フランス語で予約・申込を意味する言葉です。今回、日本ではフランス発ブランドであるTrilobeの世界観を尊重し、英語のSubscriptionではなく、フランス語表記の「Souscription Series」として紹介します。

Trente-Deux Souscription Seriesは、ブルー50本、グレー50本の計100本限定で構成される特別なシリーズです。
定番コレクションのマットなサンレイ仕上げに対し、Souscription Seriesでは縦方向のサテンブラッシュ仕上げを採用。また、ムーブメントには「X of 50」および「Souscription」の刻印が施されています。

本シリーズは、Trente-Deux Collectionの展開開始を象徴する特別な導入モデルとして位置づけられます。
主な仕様

| ブランド | Trilobe(トリローブ) |
|---|---|
| コレクション | Trente-Deux(トランテ・ドゥ) |
| ケース | 316Lステンレススティール |
| ケース径 | 39.5mm |
| ケース厚 | 10.15mm |
| ラグ・トゥ・ラグ | 46.18mm |
| 防水性 | 5気圧防水 |
| ムーブメント | X-Nihilo キャリバー |
| 巻き上げ方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約42時間 |
| 振動数 | 28,800振動/時、4Hz |
| 石数 | 34石 |
| 部品点数 | 218点 |
| 表示 | 時・分・秒を3つの回転リングで表示 |
| ブレスレット | ステンレススティール製インテグレーテッド・ブレスレット、ダブルフォールディングクラスプ |
| 国際保証 | 24か月 |
| 価格 | 3,960,000円(税込) |
Trilobeの商品について
Trilobeの各モデルは、Noble Styling Galleryおよび各取扱店舗にて順次ご紹介予定です。
入荷状況、展示モデル、価格、仕様の詳細については、Noble Styling Galleryまでお問い合わせください。商品ページ公開後は、本記事内から各モデルの詳細ページへもご案内いたします。